ブレジャーという言葉を聞いたことありますか?
英語で、「Bleisure」と書きますが、「Business」(仕事) + 「Leisure」(余暇)を合体させた造語です。私は、商社で海外営業として働いていた時、1年間の内、3分の1ほど、海外出張をしていた時もあります。週末を挟んで出張滞在先に滞在することもあり、週末は特にやるべき仕事がなければ、現地で観光したり、ゴルフしたり、有名なレストランに食事に行きました。海外出張が多い方、特に長距離の移動を伴う海外出張が多い方にとっては、ブレジャーはとても身近なものだと思います。時間が空いた際、ホテルの部屋に戻って、Youtubeを見て過ごすのではなく、外に出かけ、自分のポケットマネーから消費を行い、プライベートを楽しむ。また、下見をして、気に入れば、家族との次のバーケーションで戻って来ようかな…と考えるきっかけにもなります。
東京都の発表によると、2018年 東京を訪問する外国人の17%が、ビジネス目的の訪問だったそうです。また、2019年 The Economist Intelligence Unit (EIU)が、アジアで一番魅力的なブレジャー旅行先を調査する為、1,500人のビジネス出張者に対し、アンケートを実施しました。アジアには、シンガポール、シドニーやメルボルンなど、出張かつ余暇を同時に楽しめる人気の都市があるのですが、なんと東京が1位でした!!!
https://fivestarcities.economist.com/wp-content/uploads/ECO056-JP-ANA-Bleisure-Business-and-Leisure-5-ver20190212.pdf
世界のブレジャーゲストは、東京を注目して、来たいと思っているんです。
皆さん、実感ありますか?
ブレジャーゲストの1つの特徴として、余暇の時間が限定的である場合が多く、短時間で大きい額の消費を行います。観光関係者とっては、非常に良いお客さんだと思います。
ところで、ブレジャーゲストの集客について、考えたことありますか?
ブレジャーゲストには、ブレジャーゲストの行動特性があります。その特性をしっかりと理解した上で、情報発信を行っていく必要があります。
例えば、「食」。
日本を訪問したいと思う外国人の一番の理由は、「美味しい日本食を食べたいから」です。東京には、仏/ミシュランの3つ星レストランが、11軒もあります。
『麻布 幸村』(日本料理)
『神楽坂 石かわ』(日本料理)
『かどわき』(日本料理)
『かんだ』(日本料理)
『カンテサンス』(フランス料理)
『虎白』(日本料理)
『ジョエル・ロブション』(フランス料理)
『鮨 よしたけ』(寿司)
『まき村』(日本料理)
『龍吟』(日本料理)
『ロオジエ』(フランス料理)
しかし、東京にはミシュランの3つ星レストランだけではなく、ローカルグルメからラーメン、天ぷら、鰻、寿司など、本当に美味しい料理を食することができるレストランは多いです。
あなたのお店には、素晴らしい料理はある。絶対に美味しいと言ってもらえる。サービスも自信がある。その情報は、しっかりとブレジャーゲストに届いていますか?
インバウンドブレジャーゲストを集客ターゲットにしてみませんか?