こんにちは!ドバイ万博まで、あと2ヶ月をきりましたね。前回の記事では、ドイツとスペインの企業がどのように関わっているのかについて紹介させていただきました。今回の記事では、フランスの企業を例にとって紹介してまいりますので、どうぞ最後までご覧ください!
フランスパビリオンでは、ビジネスや文化などを紹介し世界に広めることを目的としています。そして様々なトピックを「光」というテーマを通じて表現しています。
【フランスパビリオン公式動画】
https://youtu.be/rM7KiemtI8A
またドバイ万博の3つのテーマの中では、Mobilityに分類されます。そこでは、パビリオンパートーナー会社であるCNES、ルノー、ENGIE、Ile-de-France Region、Accor、そしてFLYING WHALESがモビリティの観点でイノベーションの発表を行います。
企業の事例紹介
Accor 社
世界110カ国に5000を超えるホテルとサービスを提供している会社です。万博では、空間の演出だけでなく、世界中でサービスを提供しているアコール社だからこそできるおもてなしを体験することができます。
パビリオンの中に進むと広がる、迷路のような世界へ訪問者が入り込み、現実なのか仮想なのかわからなくなるような、強い印象を残す空間を演出しています。中東及びアフリカの最高経営責任者であるMark Willis氏は、以下のように述べています。
「ドバイ万博のプレミアムパートナーになれることを誇りに思います。私たちはフランスの伝統を誇るホテルグループであり、それを数百万人の訪問者に体験していただく最高の機会です。パビリオン自体が、フランス文化の豊さと持続可能な開発の取り組みを強調しており、私たちグループの思いを反映させながら、フランスが次世代に誇れる国になれるよう協力していきたいと思っています。(一部抜粋)」
Renault Group(ルノー)
ルノーは世界130カ国以上で持続可能で革新的なモビリティソルーションを提供し、挑戦し続けている会社です。また、環境問題への取り組みとして、2050年までにヨーロッパで二酸化炭素の排出を実質0を達成する目標を掲げています。フランスパビリオン内では、持続可能なエネルギーエコシステムが実現できることを紹介しつつ、サーキュラーエコノミーの可能性やその価値を知ってもらうチャンスの場であるとも思っている、とCEOであるLuca de Meo氏は述べています。
FLYING WHALES 社
2012年に設立会社で、硬式飛行船を使用した大規模な産業プログラムを開発している会社です。この飛行船は100%グリーンエネルギー(水素燃料電池)を使用しています。エネルギーの面でももちろん、輸送インフラが不足している地域にも経済的に世界を解放する手段になると期待されています。パビリオンのあるモビリティエリアで常設展示されており、最大60トンの積み下ろしを行えることで、内陸国やインフラの足りない地域へどのように貢献できるのか、輸送コストを減らすことで世界にどれだけ貢献できるのかを知ることができます。
ENGIE 社
エネルギーの会社ではありますが、企業や地方自治体がカーボンニュートラルに移行することを目標としており、再生エネルギーや低炭素エネルギーを主に扱っています。パビリオンでは、どうすればエネルギーの変革を起こすことができるのか、またフランスのいる度地方で行った実験などを踏まえて持続可能な形での具体的な取り組みの事例などを紹介しています。
Duvivier Canapés 社
こちらのフランスの老舗の家具メーカーはフランスパビリオンのイベントスペース内に家具を提供しています。彼らが手作りしている家具はとてもしっかりしているので、とても長持ちします。大量生産で家具を作ることも可能な世界ですが、量よりも質を重んじ、信頼を得ていくという持続可能なモデルとして成り立っています。フランスの伝統的な方法と今の技術を組み合わせており、パビリオンのイベントスペースに設けられた家具からそれらを感じることができます。
Les Compagnons du Miel 社
蜂蜜の会社で、とてもユニークな取り組みをしています。ただの蜂蜜ではなく、そこの現地の環境でしか栽培できない蜂蜜を作ることが出来たり、巣箱をかんりし、生物多様性の保護にも力を入れています。また、透明性を確保するため、仲介者を通さずに生産者から直接消費者に届けるなど、他にも様々な取り組みをしています。また、気候変動がミツバチの個体数に与える影響についても発信をしています。種類が豊富ということはそれだけ生物多様性をはねいしてるのです。フランスのパビリオンでは、それらを試飲することが出来ます!
AXA 社
アクサの保険に加入されている方もいらっしゃるかもしれません。保険屋資産管理などを行っているアクサは、フランスパビリオンにその保険の専門知識でサポートを行っています。また、パビリオンを通じて保険とリスク管理に関する知識を共有すると共に、現代の課題に対処する上でどのような前向きな役割を果たすことができるのかといったビジョンについても紹介されています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
まだまだ紹介したい企業やプロジェクトの紹介などもあるのですが、一旦ここで区切らせて頂きます!
フランスパビリオンの特設サイトを見ていただいてもきっと伝わってくる通り、とても力を入れています。
https://www.francedubai2020.com/
これから盛り上がってくる大阪万博にも参考になる点がたくさんあると思うので興味のある方はぜひ見られてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございます。
実際にドバイ万博へ行ったレポートも「あすてな」で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
<参考>
https://www.siemens.com/global/en.html
https://www.expo2020dubai.com/