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ドバイ万博 | 日本館とジャパンデーについて

前回の記事でもお伝えしましたが、今年の10月1日から来年の3月31日にかけてアラブ首長国連邦のドバイにて「2020年ドバイ国際博覧会」が開催されます。今回の記事では日本館の概要とジャパンデーについて説明させていただきます。

 

日本館のテーマとビジョンについて

ドバイ万博のテーマは「Connecting Minds, Creating the Future(心をつなぎ、未来を創る)」でしたが、日本館のテーマは以下になります。

「Where ideas meet(アイディアの出会い)」

 

ビジョン

「日本は古くから出会いを大切にし、外から知恵や文化を吸収することで新しいものを生み出し、独自の価値へと昇華させてきた。日本は未来に向け、地球的な視野で「アイディアの出会い」を生む結節点となり、それらを融合させることで、より良い世界へ向けたアクションを生み出していく。」

クリエイティブ・アドバイザーの小西利行さんはテーマに関して、「和洋折衷」という言葉があるように、日本には海外から入ってくる様々なものを取り入れて新しく生み出していく文化がある。SDGsの推進を掲げている2025年の大阪・関西万博への意識も含めて、日本館では日本と様々な国のアイディアを混ぜて新しく生み出す場所に出来ないか、という思いを反映していると話しています。

 

日本館の建築について

万博のテーマが「Connecting Minds, Creating the Future(心をつなぎ、未来を創る)」ということもあり、三つの視点で「つなぐ」を表現しましたと建築家の永山祐子さんは話されています。

一つ目は、日本と中東の歴史的な繋がりを感じさせる、モスクなどで見られる幾何学文様のアラべスクと日本の伝統的な組子の文様を組み合わせた正面部分のデザインです。

二つ目は、水です。日本は水資源に恵まれている国であるのに対して、中東諸国は水の確保が課題です。水との距離感の違いや日本の淡水化技術などは中東で活躍している実情を、建物前面に設ける水盤で表現しているそうです。

最後の三つ目は、万博を通じて様々な人種や性別、世代の人々がつながり合える場所であるように、という想いが込められています。

 

アンバサダーについて

ドバイ万博には7組のPRアンバサダーの方々がいらっしゃいます。嘉門タツオさん(シンガーソングライター)、関ジャニ∞(歌手、タレント)、山崎直子さん(宇宙飛行 士)、若月佑美さん(女優)、東海大学付属高輪台高等学校 UAE 留学生、ガンダム(アニメ「機動戦士ガ ンダム」キャラクター)、そしてポケットモンスターのピカチュウも!仲間たちと力を合わせて、日本館を応援してくれるそうです。

 

ドバイ万博にスシロー?!

期間中に回転すし「スシロー」を展開する株式会 社スシローグローバルホールディングスさんは、来場する世界中の方々に「日本のすし」の魅力を発信します。メニューは日本でも人気のメニューはそのままに、イスラム教の方でも食べることのできるハラル対応のメニューも作られるそうです。

 

ジャパンデーについて

開催日は2021年12月11日土曜日です。

アルワスル・プラザという会場の中央にある建物で行われます。このドバイ万博期間中は、参加国ごとにナショナルデーが行われ、参加国は192カ国、それぞれの国が国歌を紹介したり、国旗掲揚や、音楽、ダンス、ドラマなどの紹介や展示をすることで訪問者と交流を深めることができますし、その国のパビリオンに行けばその国のお料理を食べることもできます。ジャパンデーには、2025年の大阪・関西万博に向けて日本や大阪の多彩な魅力を広く伝えることを目的に大阪の歴史・文化、観光やエンターテイメントなどを紹介するパレード及びステージイベントを実施予定だそうです。

コロナで世界中を旅行できる日はまだまだ先になりそうですが、ドバイ万博ではパスポートが無くても様々な国の文化に触れることが出来そうですね。

 


 

最後までお読みいただきありがとうございます。

実際にドバイ万博へ行ったレポートも「あすてな」で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

<参考>

https://expo2020-dubai.go.jp/ja/

https://meti-journal.jp/p/8694/

https://media.expo2020-dubai.go.jp/pressrelease-20200130-ja.pdf

https://www.ryutsuu.biz/abroad/m013117.html

https://www.expo2020dubai.com/en/news/20190721-national-days

https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000531575.html